「どこにも行けないGW」が、いちばん幸せだった理由。家で楽しむ家族時間のつくり方

お金



数年前のゴールデンウィーク、我が家はほとんど外出しませんでした。

理由は、ひとつではありません。

  • 遠出するとお金がかかる
  • どこへ行っても混んでいる
  • 夫の仕事の都合で長時間の外出がしにくい

そういう事情が重なって、連休前の時点で予定はほぼ白紙でした。

正直、そのときの私は少し焦っていました。

「どこにも行かないのは、子どもがかわいそうかな」
「せっかくのゴールデンウィークなのに、何も予定がないのはまずいかな」

SNSを見ると、旅行先の写真やレジャー施設の投稿がたくさん流れてきます。
スーパーへ行っても、テレビをつけても、「GWは家族でお出かけ」という空気が当たり前のようにありました。

その中で、我が家だけ何も決まっていないことが、少し後ろめたく感じたんです。

でも、終わってみると、そのゴールデンウィークがいちばん穏やかで、いちばんよく笑った連休になりました。

この記事では、私が実際に家で過ごして感じたこと、家の中でやってよかったこと、かかったお金まで含めて、具体的にまとめます。



ゴールデンウィーク前、私は「どこかに行かないと」と思っていた

連休が近づくと、なぜか落ち着かなくなります。

我が家も毎年、こんな会話をしていました。

「今年、どこ行く?」
「でもホテル高いよね」
「近場でも混んでるだろうしね」
「何もしないのも、ちょっとなあ……」

この「何もしないのも、ちょっとなあ」が、一番やっかいでした。

実際には、何もしないわけではありません。
家でごはんを食べるし、子どもと遊ぶし、近所に買い物にも行きます。

それでも、「外に出かけない=何もしていない」ような気持ちになってしまうんです。

今振り返ると、私は「家族を楽しませるには、どこか特別な場所へ行かないといけない」と思い込んでいました。



実際にどこにも行けなかったGW、最初の空気は少し重かった

その年のゴールデンウィーク初日。
朝起きても、特別な予定はありませんでした。

子どもに「今日どこ行くの?」と聞かれて、私は少し言葉に詰まりました。

「今日は、おうちでゆっくりしようか」

そう答えたものの、内心では、
「これで納得してくれるかな」
「退屈って言われたらどうしよう」
と気になっていました。

でも、ずっと家の中で何もしないのは逆にしんどい。
そこで私は、いつもの休日より少しだけ“イベントっぽく”してみることにしました。



最初にやったのは、おうちピクニックだった

特別な準備はしていません。
リビングの床にレジャーシートを敷いて、お昼ごはんをお弁当っぽく詰めただけです。

その日用意したのは、こんな内容でした。

  • おにぎり
  • 卵焼き
  • ウインナー
  • 冷凍の唐揚げ
  • ブロッコリー

材料は、冷蔵庫にあるものがほとんどでした。
追加で買ったのは少しだけで、食材費はだいたい800円くらいだったと思います。

いつもならテーブルで食べる昼ごはんを、床にシートを敷いて食べる。
たったそれだけなのに、子どもの反応は意外なほどよかったんです。

「ほんとにここで食べるの?」
「遠足みたい!」

このひと言で、私はかなり救われました。

どこかへ連れて行けなくても、“いつもと違う形”を作るだけで、子どもはちゃんと楽しんでくれるんだとわかったからです。



お金をかけなくても、家の中でできることは意外と多かった

おうちピクニックで少し気持ちが楽になってから、その連休中は「家でできることを1つずつやってみよう」という流れになりました。

ホットケーキを一緒に焼いた日

別の日には、午前中にホットケーキを焼きました。

使ったのは、スーパーで買っていた普通のホットケーキミックスです。

  • ホットケーキミックス
  • 牛乳

材料費は数百円程度です。

子どもに混ぜてもらって、焼いて、少し形が崩れて、はちみつをかけて食べる。
それだけなのに、普段のおやつよりずっと楽しそうでした。

きれいな丸にならなくても、「変な形になったね」と笑って終わる。
その空気が、すごくよかったんです。

外食をすると、どうしてもお金のことや混雑が気になります。
でも家なら、失敗しても誰にも迷惑をかけません。

映画を見るだけの日も、意外とちゃんと楽しかった

連休の途中で、何もしない日を作るのも不安だったので、午後に映画を見る日も作りました。

といっても、難しいことはしていません。

  • 見たいアニメ映画を選ぶ
  • 部屋を少し暗くする
  • ポップコーンとジュースを用意する

かかったお金は、おやつ代の300〜500円ほどです。

映画館へ行けば、チケット代に加えて、飲み物やポップコーンでかなりの金額になります。
でも家なら、その何分の一かで済みます。

何よりよかったのは、途中でトイレに行ってもいいし、少し飽きたら休憩してもいいことでした。
小さい子がいる家庭だと、この“自由さ”はかなり助かります。

家の中の宝探しゲームは想像以上に盛り上がった

これはお金がかからないのに、とても反応がよかった遊びです。

メモ用紙にヒントを書いて、家の中に順番に隠していくだけです。

たとえば、こんな感じです。

  • 「冷たいものが入っている場所を見てね」→ 冷蔵庫
  • 「毎日くつをはく前に行く場所は?」→ 玄関
  • 「最後のプレゼントは、いつも座る場所の近く」→ ソファ

最後に小さなお菓子を置いておくだけでも、十分イベントになります。

準備は少し手間ですが、費用はほぼ0円です。
雨の日でもできるので、家で過ごす連休にはかなり使いやすい遊びだと感じました。



家で過ごすGWがよかった理由は、「疲れなかった」ことも大きい

この連休でいちばん大きかったのは、実はここかもしれません。

とにかく疲れませんでした。

外出すると、楽しい反面、どうしてもこういう負担があります。

  • 移動時間が長い
  • 駐車場を探す
  • 人混みの中を歩く
  • 待ち時間が長い
  • 子どもが疲れて機嫌が悪くなる

せっかくのお出かけなのに、帰ってくるころには親の方がぐったりしていることも少なくありません。

実際、以前の我が家は、外出した日の夜にこんな空気になることがありました。

「疲れたね……」
「思ったより高かったね……」
「渋滞しんどかったね……」

それに比べると、家で過ごしたその年のGWは、連休の終わりに変な疲れが残りませんでした。

家だから移動はないし、混雑もないし、子どもが眠くなったら横になれます。
親も無理をしなくていいので、イライラが減るんです。

この「親が疲れすぎない」というのは、家族全体の空気にかなり影響すると感じました。



実際にかかったお金を計算すると、かなり気持ちが楽だった

その年のGWは、家で過ごす日が多かったので、出費がかなり抑えられました。

たとえば、家で過ごした1日の費用はこのくらいです。

  • おうちピクニック用の食材:800円前後
  • ホットケーキの材料:300〜400円
  • 映画の日のおやつ:300〜500円
  • 宝探しゲームのお菓子:100〜200円

内容によりますが、1日1,000円前後で収まる日がほとんどでした。

以前、家族で外出したときは、1日でこんな金額になったことがあります。

  • 高速代:5,000円前後
  • 外食代:4,000円前後
  • 入場料や駐車場代:5,000円以上

合計すると、1日で1万〜2万円近くかかることもありました。

もちろん、外出そのものが悪いわけではありません。
ただ、毎回そこまでお金をかけなくても、連休はちゃんと楽しめる。
この実感が持てたことは、家計の面でもかなり大きかったです。



子どもが喜んだのは、高い場所より「一緒にやったこと」だった

連休が終わったあと、子どもが何を覚えているかを見ていると、意外なことに気づきます。

「ホットケーキまぜたの楽しかった」
「また宝探ししたい」
「次もおうちで遠足みたいなのやりたい」

そう言われたとき、私は少し拍子抜けしました。

もっと大きなイベントの方が印象に残ると思っていたからです。

でも実際には、子どもが喜んでいたのは、場所の豪華さではなく、一緒にやったことでした。

考えてみれば当たり前なのかもしれません。

子どもにとって大切なのは、

  • 親が一緒にいること
  • 自分も参加できること
  • 少しだけ特別な感じがあること

この3つがそろうと、家の中でも十分楽しい時間になります。



家で過ごすGWをうまくいかせるコツ

実際にやってみて、「これはあった方がいい」と感じたことをまとめます。

1日ごとにテーマを決める

家で過ごすときに一番困るのは、何となく時間が過ぎてしまうことです。

それを防ぐために、我が家では簡単なテーマを決めるようにしました。

  • 今日はおうちピクニックの日
  • 今日はお菓子作りの日
  • 今日は映画の日
  • 今日はゲームの日

大げさな計画はいりません。
「今日はこれをやる」とひとつ決めるだけで、連休の満足度はかなり変わります。

普段と少しだけ違う形にする

いつものごはんでも、出し方を変えるだけで雰囲気は変わります。

  • お弁当箱に詰める
  • 床にシートを敷く
  • 紙コップを使う
  • ジュースを用意する

こういう小さな変化があるだけで、子どもは「今日は特別」と感じやすくなります。

親が頑張りすぎない

これはとても大事でした。

最初は、せっかく家で過ごすなら何かちゃんとやらないと、と思っていたんです。
でも、準備を頑張りすぎると、親が疲れてしまいます。

我が家の場合、うまくいったのは「手間をかけすぎない日」でした。

冷凍食品を使ってもいいし、市販のおやつでもいい。
完璧にしようとしない方が、家の空気はむしろ穏やかでした。



実際の1日の流れ

参考までに、我が家で過ごした日の流れをひとつ紹介します。

おうち中心で過ごしたGWの1日

  • 10:00 ホットケーキ作り
  • 11:00 片付けをして少し休憩
  • 12:00 お昼ごはん(おうちピクニック)
  • 13:30 映画やアニメを見る
  • 15:30 おやつ
  • 16:00 宝探しゲーム
  • 17:00 夕食準備を一緒にする

この日の費用目安

  • ホットケーキ材料:300〜400円
  • 昼食用の追加食材:500〜800円
  • おやつ代:200〜300円

合計:1,000〜1,500円程度

遠出はしていません。
でも、朝から夕方までしっかり時間が埋まりました。

しかも、移動で疲れないので、夜まで機嫌よく過ごしやすかったです。



「どこにも行けないGW」は、思ったより悪くなかった

あの年のゴールデンウィークを振り返ると、私は「行けなかった」のではなく、家で過ごす選択肢を知らなかっただけだったのかもしれないと思います。

連休は、遠くへ行かなくても作れます。
高いお金を払わなくても、特別な日にはできます。

我が家にとってあのGWは、派手ではありませんでした。
でも、会話が多くて、親がイライラしにくくて、子どももよく笑っていました。

それは、今思い返しても十分「いい連休」だったと言えます。



まとめ

ゴールデンウィークにどこにも行けないと、最初は不安になります。
私も、「これで大丈夫かな」と何度も思いました。

でも実際には、家で過ごす連休にもちゃんと良さがありました。

  • 出費が少ない
  • 移動で疲れない
  • 親の余裕が残る
  • 子どもと一緒にやる時間が増える

そして何より、子どもが喜んでいたのは、高い場所や遠い場所ではなく、家族で一緒にやった小さなことでした。

今年のゴールデンウィーク、予定がなくても大丈夫です。
おうちピクニックでも、ホットケーキ作りでも、映画の日でもかまいません。

ほんの少し形を変えるだけで、家の中でもちゃんと「連休らしい時間」は作れます。

「どこにも行けないGW」が、結果的にいちばん穏やかで、いちばん気持ちが満たされることもあります。

我が家にとっては、まさにそういう連休でした。



情報ソース

※本記事は家庭での実体験をもとに構成し、一般的な家計傾向や公的機関の公開情報を参考にまとめています。実際にかかる費用や過ごし方は、家族構成、住環境、子どもの年齢、地域差によって変わります。無理のない範囲で取り入れてください。



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