春休みのユニバーサル・スタジオ・ジャパン。
検索窓には、毎年同じ言葉が並ぶ。
「春休み ユニバ 混雑 やばい」
「USJ 地獄」
――気持ちは、痛いほどわかる。
なぜなら僕は、春休みのUSJで天国と地獄、その両方を何度も見てきたからだ。
ただし、最初に断言しておく。
春休みのユニバは、運で決まらない。
決めるのは、たった一つ。
朝90分を、どう使ったか。
なぜ春休みのユニバは「地獄」と言われるのか
春休み(3月中旬〜4月上旬)のUSJは、
年間でもトップクラスの混雑期だ。
- 学生の長期休暇
- 卒業旅行・家族旅行
- 海外観光客の増加
- 春イベントの重なり
すべてが一気に重なる。
その結果、昼以降のパークはこうなる。
- 人気アトラクション:120〜180分待ち
- レストラン:どこも満席
- 移動すらストレス
これを体験すると、人は言う。
「春休みのユニバは地獄だった」
だが、ここに大きな誤解がある。
一日中、地獄なわけじゃない。
地獄に落ちる人には、はっきりした共通点がある。
天国と地獄を分ける「朝90分」という時間
USJの一日は、実はこんな構造をしている。
- 朝の90分:主導権を握れる時間
- 昼〜夕方:完全に受け身の時間
- 夜:体力と判断力の消耗戦
つまりこうだ。
朝で勝てなかった人は、その日ずっと巻き返せない。
なぜ朝90分が特別なのか。
理由はシンプルで、この時間帯だけは人の流れが完成していないからだ。
・まだ全員が入園していない
・人気アトラクションに人が集中しきっていない
・移動がスムーズ
この時間をどう使うかで、
同じ春休みでも体験は別物になる。
朝90分の前に決めるべき、たった一つのこと
朝の動線を語る前に、
どうしても伝えたいことがある。
それは――
「今日は何を捨てるか」を決めること。
春休みのUSJで、
全部乗る・全部見る・全部楽しむ。
これは不可能だ。
だからこそ、朝90分で狙うのは並ぶと致命傷になるものだけ。
代表的なのは、このあたりだ。
- マリオカート
- ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド
- フライング・ダイナソー
ここを朝で処理できるかどうかで、
その日の難易度は一気に変わる。
【実践】混雑を制する朝90分・完全ロードマップ
① 到着は「開園30分前」が最低条件
春休みのUSJは、
公式開園時間より早く開くことが珍しくない。
表記9:00 → 実際は8:30前後。
これはもう、春のUSJでは常識だ。
開園時間ちょうどに到着する人は、
すでに出遅れていると思っていい。
② 入園したら、立ち止まらない
ゲートを抜けた直後、
多くの人がやってしまうミスがある。
- 写真を撮る
- 地図を広げる
- 相談を始める
その30秒の間に、
後ろでは何百人があなたを追い抜いている。
朝90分は、
迷った時点で負けだ。
③ 1発目は「一番重い」アトラクション
遠い方、怖い方、並びそうな方。
楽な選択をしない。
春休みのフライング・ダイナソーは、
10時を超えた瞬間に120分待ちが当たり前。
それが朝一なら、
30分前後で終わる日もある。
この差が、もう地獄と天国の分かれ道だ。
④ 2つ目を終えた瞬間、勝敗はほぼ決まる
1つ目を終えた時点で、まだ9時台。
ここで2つ目に入れる人は、その日ほぼ勝ち確だ。
逆に、ここで人の波に飲まれると、
一気に取り戻せなくなる。
朝90分で「やらないこと」も重要
天国組は、朝にやらないことを知っている。
- レストランに入らない
- ショップを見ない
- ショー抽選に時間を使わない
これらはすべて、昼以降でいい。
朝は、
体験の借金を返す時間だ。
エクスプレス・パスがあっても朝は重要
「エクスプレスがあるから大丈夫」
そう思っている人は多い。
だが、これは半分正解で半分間違いだ。
エクスプレス・パスは、
昼以降の保険であって、
朝を雑にしていい免罪符ではない。
朝90分+エクスプレス。
これが一番、体験の質が高い。
僕が見てきた「地獄に落ちた人」の共通点
春休み、昼過ぎのベンチ。
肩を落とし、スマホを見つめる人たち。
「次、180分待ち……?」
そんな声を、何度聞いたかわからない。
彼らに共通していたのは、ただ一つ。
朝を“観光客”として使ってしまったこと。
USJは、朝だけは攻略者にならないといけない。
図でわかる|春休みUSJ「朝90分」黄金動線
ここまで読んで、こう思ったかもしれない。
「理屈はわかった。でも、実際どう動けばいい?」
そこでここからは、
春休みUSJの朝90分を“1本の動線”として可視化する。
この通りに歩けばいい。
余計な判断は、いらない。
STEP0|入園前(−30分)
【場所】パーク外・ゲート前
【状態】まだ戦いは始まっていない
- 公式開園時間の30分前には到着
- チケットは事前購入・QR表示準備
- アプリは起動済み(ログイン確認)
ここでの目的はひとつ。
「入園後、止まらない準備を終わらせる」
STEP1|0〜15分|入園→一気に奥へ
【動き】入園 → 振り返らない → 奥へ直進
ゲートをくぐった瞬間、
写真・相談・立ち止まりはすべて禁止。
多くの人がまだ手前で迷っているこの時間、
あなたは一気に“人のいないエリア”へ入る。
この15分でやっていることは、
列に並ぶための列をスキップすることだ。
STEP2|15〜40分|最重量アトラクション①
【例】フライング・ダイナソー/マリオカート
ここが朝90分の心臓部。
- 怖い
- 遠い
- 後回しにしたくなる
――だからこそ、ここを最初に叩く。
昼以降なら120〜180分待ちのアトラクションも、
朝なら30分前後で終わる可能性がある。
この差は、
体験の質を根こそぎ変える。
STEP3|40〜70分|重量級アトラクション②
【状態】まだ9時台/人の波が完成していない
1つ目を終えたあと、
間髪入れずに2つ目へ向かう。
ここで選ぶのは、
- ハリウッド・ドリーム
- 別の絶叫系
- もしくはマリオ関連
この2本目を処理できた時点で、
その日の勝敗は8割決まる。
STEP4|70〜90分|人の波が来る前に撤退
【重要】ここで“欲張らない”
9時30分〜10時前後。
このあたりから、一気に人が増え始める。
天国組がやるのは、これだ。
- 次は軽めのアトラクションへ
- ショーやレストランは後回し
- 「もう並ばない」判断をする
朝90分の目的は、
「昼を楽にすること」。
ここで深追いすると、
せっかくの優位を手放す。
この動線を守った人だけが、昼に笑っている
春休みのUSJで、
- 昼から余裕がある人
- ベンチで休めている人
- 「楽しいね」と言えている人
彼らは例外なく、
朝90分で“勝ち逃げ”している。
逆に、地獄に落ちる人はこう言う。
「朝は写真撮ってただけなんだけど…」
――その30分が、運命を分けた。
春休みのユニバは、
朝だけは平等にチャンスがある。
この動線を、信じて歩いてほしい。
結論:春休みのユニバは、地獄じゃない
正確に言おう。
準備せずに行く春休みUSJが、地獄なんだ。
朝90分で、
- 重いアトラクションを2つ処理し
- 人の波の前に逃げ切り
- 昼を余裕の時間に変える
これができた瞬間、
同じ春休みでも世界が変わる。
あの悲鳴すら、
あの行列さえ、
物語の一部になる。
――天国に行くか、地獄に落ちるか。
決めるのは、朝のあなただ。

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