「素材を重ねるだけで、印象は変わる」
冬になると、つい黒やグレーなどの定番アイテムに頼ってしまう──。
けれど、見慣れた服でも「異素材」を一枚重ねるだけで、印象はまるで違って見える。
たとえば、ふわふわのボアにナイロンの艶を添えたり、マットなニットにサテンの光を差し込んだり。
それは“高見え”のテクニックであると同時に、“軽やかに見せる”冬の新ルールでもある。
しかも、特別なブランドでなくても大丈夫。
UNIQLOやGUの定番アイテムにも、異素材の魅力を引き出す組み合わせはたくさんある。
今回は、「プチプラでも上品に見える」異素材レイヤードのコツを、実例を交えながら紹介する。
1. 異素材レイヤードとは?──「色より質感」で魅せる新トレンド
異素材レイヤードとは、文字通り“質感の違う素材”を重ねて着こなすこと。
2025年冬、ファッションのトレンドワードは「テクスチャーコントラスト」。
VOGUE JAPANによると、同系色でまとめながらも素材の差で奥行きを生むスタイルが、世界的に支持を集めている。
たとえば──
- ボア × ナイロン … カジュアルに見えて洗練された質感の対比。
- ニット × タフタ … 柔らかさとハリ感をバランスよく取り入れる。
- ウール × フェイクレザー … 上品さとモード感を両立。
WWD JAPANも、「重ね着を“軽く見せる”異素材バランスが今季の鍵」と伝えている。
つまり異素材レイヤードとは、派手な重ね着ではなく、“質感の掛け算”で上品に見せる技法なのだ。
同じ黒のコートでも、ボアの柔らかさとナイロンの艶があるだけで、立体感がまるで違って見える。
今季のキーワードは「軽やかに・奥行きを持って・素材で遊ぶ」。
それが“今年らしい冬のおしゃれ”の答えである。
2. プチプラで“高見え”する異素材コーデの作り方
高見えする服を買うコツは、「価格」ではなく「質感の組み合わせ」にある。
つまり、異素材をどう重ねるかで、プチプラ服の見え方が大きく変わるのだ。
ポイントは3つ。
1. ベースを「マット素材」にすること。
2. 差し素材は「光沢・艶感」のあるものを部分的に。
3. 配色は3色以内で統一する。
たとえば、UNIQLOのウール調ニットにGUのナイロンスカートを合わせる。
ナイロンの軽やかさが、ニットの重さを中和してくれる。
同じベージュトーンでも、素材が違うだけで奥行きが生まれる。
また、IENAやPLSTでは、ニット×タフタ素材のドッキングワンピースなど、
1枚で異素材ミックスが完成する“便利服”も人気。
プチプラで取り入れるなら、UNIQLOやGUの「+J」「Uniqlo U」ラインのような、素材感にこだわったシリーズがおすすめ。
組み合わせ例:
- ニット(マット)× サテン(艶) → 休日のお出かけにも上品。
- スウェット(カジュアル)× チュール(軽やか) → 抜け感と女性らしさを両立。
- ウールコート × ナイロンバッグ → 素材で“都会感”を演出。
高見えする人の共通点は、“光沢の位置”を知っていること。
顔まわりはマットに、下半身や小物で艶を足す──それだけで、プチプラでもスタイルが洗練されて見える。
「値段よりも、質感を足す」。それが“上品見え”の新ルール。
3. 異素材アウターで冬コーデに差をつける
冬の印象を決めるのは、アウターの「素材感」だ。
特に2025年冬は、1枚で主役になる異素材アウターがトレンド。
URBAN RESEARCHでは、ボア×ナイロンのブルゾンや、フェイクレザー×ウールのコンビコートが人気を集めている。
異素材アウターの魅力は、“重ねなくても奥行きが出る”こと。
中に着る服をシンプルにしても、素材の違いが立体感を生み、洗練された印象になる。
おすすめの異素材アウター3選:
- ① ボア × ナイロン:カジュアルなのに上品。休日にも通勤にもOK。
- ② フェイクレザー × ウール:辛口と柔らかさのバランスで“大人の余裕”。
- ③ キルティング × フリース:軽くて暖かい。トレンド感と機能性を両立。
特に「ボア×ナイロン」の組み合わせは、
GUやUNIQLOでも手に入りやすく、価格帯は5,000〜8,000円前後。
軽く羽織るだけで、全身のバランスが“抜け感のある冬スタイル”に仕上がる。
着こなしのポイントは、「光沢素材を上に、マット素材を中に」。
レイヤード全体に立体感を出しながら、見た目を軽く見せてくれる。
「重ねても重く見えない」──それが、今年の冬の美学。
4. 重ねても重く見えない“異素材レイヤード”のコツ
異素材レイヤードの魅力は「奥行き」と「軽やかさ」。しかし間違えると、重たく見えたり、膨張してしまうことも。
ここでは、実際にすぐ使える“重く見えない”コツを紹介する。
① 同系色で統一する
異素材を組み合わせるときは、まず“色のトーン”を揃えること。
たとえばベージュのボア×キャメルのニット、グレーのナイロン×チャコールのウール。
トーンを近づけることで、素材の違いだけが際立ち、上品な印象に。
② 光沢素材は“部分使い”にとどめる
全身にツヤ素材を使うと、どうしても派手な印象になりがち。
袖口やバッグ、スカートの裾など、“視線が止まる位置”に光沢を入れるとバランスが取れる。
③ 「抜け」をつくる
襟元・手首・足首を少し見せることで、重ね着でも軽く見える。
ストールやマフラーを巻くときも、あえて“隙間”を残して柔らかさを出すのがポイント。
④ 異素材は「質感の落差」で選ぶ
ふわふわ×シャリ感、マット×ツヤ。
素材の差が大きいほど、奥行きが生まれ、立体的なシルエットに見える。
異素材レイヤードの極意は、「重ねる」ではなく「響かせる」こと。
それぞれの素材が引き立て合うように意識すれば、冬のコーデは自然と軽やかに見える。
5. 肌に優しい素材で“心地よさと上品さ”を両立
冬はあたたかさが大切。でも、チクチクしたり、重く感じる素材はできるだけ避けたい。
そこで注目したいのが、肌に優しい“機能素材”と“風合い素材”のバランスだ。
UNIQLOでは、エアリーニットやウォッシャブルウールなど、軽くてチクチクしにくいシリーズが充実。
またURBAN RESEARCHやPLSTでは、ウールライクのリサイクル素材を使った“柔らかコート”が人気だ。
肌に優しい素材おすすめリスト:
- ✔ コットンブレンドウール … 優しい肌触りと保温性。
- ✔ エアリーニット … 軽くてストレスフリー。オフィスにも◎。
- ✔ リサイクルボア … 軽量で暖かく、サステナブル。
- ✔ タフタ×コットン … 光沢と柔らかさのミックスで高見え。
異素材レイヤードをするときも、“触れて気持ちいい”素材を選ぶことが大切。
見た目の美しさだけでなく、着心地の良さがあると、自然に仕草や姿勢まで美しく見える。
「肌が喜ぶ服」は、あなたの印象まで柔らかくする。
それが、冬の装いを本当に上品に見せる最後のひと手間だ。
6. 買ってすぐ真似できる!冬の異素材レイヤード3選
理論だけでなく、今すぐ真似できるのが理想。
ここでは、2025年冬におすすめの「異素材レイヤード」実例を3つ紹介する。
すべてプチプラブランド中心で、価格も手の届く範囲だ。
① 通勤:ウールニット × サテンパンツ
ウールのマットな質感に、サテンパンツの艶を合わせたオフィススタイル。
シンプルなのに“高見え”する組み合わせ。
PLSTのウォッシャブルウールニットに、UNIQLOのサテンワイドパンツを。
ベージュ×アイボリーの同系色でまとめれば、上品さと清潔感が両立する。
② 休日:ボアアウター × デニム × フェイクレザーバッグ
休日のカジュアルにぴったりなのが、ボア×デニムの異素材コンビ。
モコモコしたボアが温かく見える一方、デニムのハリ感が全体を引き締めてくれる。
バッグはフェイクレザーで“艶”をプラス。GUやGLOBAL WORKでも簡単に揃えられる。
足元はスニーカーでもブーツでも◎。
③ お出かけ:タフタスカート × ニット × キルティングコート
柔らかいニットにハリのあるタフタ素材を合わせると、動くだけで空気をまとったように軽やか。
上にキルティングコートを重ねれば、防寒と立体感が両立。
URBAN RESEARCHやIENAのタフタスカートは、程よい光沢で高見えする。
「素材で遊ぶ」ことを覚えると、どんな服でもセンスは作れる。
価格よりも“質感のバランス”を見極めることが、今年の冬のファッションを成功させる鍵になる。

異素材は「色よりも触感」でおしゃれをつくる
・異素材レイヤードは、派手さではなく「質感のコントラスト」で魅せる。
・プチプラでも、光沢・マット・ふわふわを組み合わせるだけで高見え。
・同系色でまとめれば、誰でも上品で洗練された印象に。
・“肌に優しい素材”を選べば、見た目も心地よさも叶う。
今年の冬は、1枚重ねるだけで印象を変える「異素材レイヤード」を楽しんで。
重ねても重くならない、上品で軽やかな冬を。




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